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ピンクの綿飴

ビザ取得から、リアド到着、ホテル生活・・等など未だ書きたいことは色々有るけど、ここではちょっと最近のこと。

お店の数(特に女性服と家具)だけだったらウンザリするぐらいあリアドだけ
男物の洋服を扱う店は驚くほど少ない。何せこの国男の正装はトーブと言うアラブでおなじみの白いシャツを膝丈まで伸ばした物。
女性のアバヤの様に中身(もとい、着る人)を隠すために作られてはいないため、男性はプライベートな時間以外は
これのみを下着の上に着用。モチロンこれを常着する殿方も沢山いる。個人的な印象だと若い世代ほど、アフターファイブは
洋服を着る傾向。

そこで困るのが、我々アラブ世界の外から来た人々の正装(スーツ)。カジュアルな物は少ないもそれなりに種類がある。
だけどスーツに関しては、かなり選択肢が限られている。高級ブランドからマーク スペンサーの様な大衆的なお店まで
男物を扱っている所ではスーツをおいてあるけど、なんだか物足りない・・と言うか野暮ったい。
サイズも、日本人にあう小さなサイズは中々見付からない。

そんなわけでパリにこの前戻ったときにしこたま買いものをした。とにかくスーツ!でっ、そのついでに買ったのが、
広くて立派だけど殺風景な我オフィスに華をとバーバパパのストレス解消フィギュリン、そしてそのお供に
バーバママ(黒)とバーバララ(緑)も一緒に連れてきた(華よりウケか?)。

早速オフィスに持っていって得意気に飾っておいたのだけど、最近までこれといった反応があんまり無く少しがっかりしていたら、
先日、仲良しのサウジ人ドライバー兼、外国人職員サポート担当の若い彼が、オフィスにやってきて他の二人よりひとまわり大きい
バーバママに気づき、「サウジ レディー?」・・・。狙ってた訳では無いけど、確かに真っ黒で目だけしか特徴がないママ
はサウジ人女性のヒジャブ+ニカップ(顔マスク)+アバヤとよく似てて、つい感心しちゃった。
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あー、バーバパパって結構、社会問題をお話に取り込む事で有名だけど、まさかぁ、そう云うアングルじゃーないよなぁ?
# by y_tory | 2009-05-20 06:34 | 社会

ビザ2

さて引き続きビザの話題。

商用滞在の短期ビザの場合は必要ないステップだけど滞在許可書を申請するような長期滞在には必要になるのが身体検査。

これに結構手間がかかる。まず必要なのが、検査結果を掛かり医に記入してもらう書類を手に入れること。

他の書類は、インターネットでダウンロード出来たにこれだけは領事館でしかもらえないということで当地まで赴く。
とにかく領事館はやたら混んでいることが多く係のおばさまに御面会するまで30っ分近く要した挙げ句、今日は書類が無いと
追い返された。そして次の日に再挑戦で領事館に足を運ぶと難なく手に入った書類。って、何これ?画像の歪んだFaxを
さらに何十にコピーを重ねたような代物。何が書いてあるのかも所々わからない・・・これのために二日続けて足を運んだのだから
ちょっと悲しい・・・って、これ只、おばさまがコピーをとりに行くのがめんどくさかっただけじゃん!きぃーーっ

さて、頂いた書類に沿って検査をするわけだけど、内容がまた凄いしし大袈裟。
血液検査に、レントゲン、検尿+・・・検便!
赤痢を調べているらしいけど、物を採取するため渡されたでかいカップにどれだけ持っていけば良いんだとかなり悩みました。

聞く所によると、礼拝用ビザの時にも似たような検査が有るそうです。世界中のイスラム教徒が一同に集まるわけで、
それだけ伝染病に敏感で公共衛生にうるさいとのこと・・・

労働者も、世界中から集まるこの国ならではと言った所かも・・・
それにしても外国人が人口の25%以上を占めているって・・・

所で、検査ラボに医者からの処方箋を持っていったときの受付のお姉さんが、受け取った紙を見た
時ギョッとしたのに事情を聞いた途端ニヤニヤしたので、こちらはちょっとうつむきかげん。
# by y_tory | 2009-05-01 07:57 | 国際

ビザびさビザー

更新再開すると、書いておいて又三ヶ月放置。とにかくこの間走馬燈の様に過ぎていった。
っで、やっと生活が安定してきたのでここで久々のエントリー。

まず王国に入るのに避けて通れないのがビザ。

もともとビザ申請という行為どこ行くにしても好きでは無いけど、やっぱり色々あった。

昨年暮以来、システムが変わったとかで、インターネットで事前登録して10ドル払わないと
ビザ申請カウンターの恐いおばさまに相手にもされずおい返される。
実際、数々のおい返されるされるシーンを目撃した。

只この、オンライン申請サイトが曲者。かなりの気まぐれで、就職面接の際と移住のため2に回の申請で
それぞれ午前中を丸々費した。特に証明写真のアップロードは宝くじ。それもアップできる写真が4KBまでって・・
4KBに圧縮した自分の写真を拡大してみてもなんとなく輪郭がわかる程度。全然証明になっていない(爆)

一昔のテレビゲームで一面をクリアした時と似たような気分でやっとこさ次のが面に到達したら、又一難関。
支払い画面だが、オンリーアラビック。どこが、カード番号でどこが名前かもわからない。10ドルよっぽど
支払われたくないのかと思えてくる。しくじると又振出に戻るから緊張。でもここで役に立ったのが
Google Translation。何とか最終画面に辿り着いた。

さて、後から気づいたことだけど、この最終画面。一度ブラウザを閉じると二度と戻ってこれない。
どこかの、会員登録サイトみたいに登録の控えをメールで送ってくれる様なやさしい気くばりは無し。
ここまで来てプリンターがなかったりしたら結構悲惨。まっ、スクリーンカットをとるとかPSファイルに
保存するとか裏技は有るけど・・・やっぱりテレビゲームみたい。

こんな大味さがとっても王国って感じ♪
# by y_tory | 2009-04-29 08:23 | 暮らし

色々、

イラクでサダム・フセインが処刑され、フランスでニコラ・サルコジが大統領に選出され、四川で地震があったけど北京でオリンピックがあって、ブラジディミア・プーチンがTime紙でMan of the yearに選ばれ、石油価格が1バレル147ドルを突破して、サブプライムクレジットが崩壊して世界的な大不況(恐慌)に突入してバラック・オバマが第44代アメリカ大統領に就任してと、このブログをほったらかしにしてから色々あったけど、僕にもその間色々あった。

色々あるうち、今サウジアラビアの首都リアドのホテルでこうして2年と2ヶ月ぶりのブログ更新をしてる。

個人的に何があったかは、まぁ個人的な事で、ここまで行き着いた経緯がわかる程度楡とレトロスペクティブとして順々に書いてみます。

それよりも、サウジアラビアという行ってみたくてもなかなかは入れない国に住む事になり、その中で見た物、聞いた物、感じたこと、気づいたことをこれからはキチンと更新してみたいです。
# by y_tory | 2009-02-26 20:23 | 暮らし

ルーマニア料理

今日は久しぶりにルーマニア料理のレストランに行った。会社の忘年会だったので、オードブルが色々試せて、何度か行ったことあるレストランだったけど今までとは一味違った経験でした。
特に印象深かったことは、ルーマニア料理がいかにオスマントルコ支配の時代を反映していると言うこと。ギリシャのフェタに似たチーズ、お豆のペーストのホムス、茄子のタルタル、魚の卵で作ったペースト(タラマ)、ラザニアのベースだと思われるムサカ等々。地中海全般で食されている料理がそのまま、ルーマニアのローカルな素材で再現されていることがよくわかった。良く、各国それぞれの料理は土地の気候だったり地理だったりに左右されると言うけど、地理的にも気候にしても十分離れているルーマニア料理なのだから歴史的なパワーバランスがもう一つのレイヤーとして被っているのだなと痛感した。
最後にレストランで流れていた音楽ビデオが、チロル名民族衣装を着た歌手の歌に中東、北アフリカを思わせるバイオリンを多用したチューニングで、いまだに頭から離れない・・・。
# by y_tory | 2006-12-21 00:49